講座概要
 
認知症の人に対するケアマネジメント

開催:2011.9.25 / 掲載:2012.1.11 / 時間:53min

価格(一般):\2,000 (専門士):\1,000 (学会員):\1,000

認知症の人に対するケアマネジメント

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講義概要:

認知症の人に対するケアマネジメントは,他の利用者に比べて QOL を高めることが難しいという実態が調査結果から明らかになった.この要因として,ケアマネジャーは介護者支援に主眼が置かれ,介護負担の軽減を目的にしたレスパイトサー ビスの提供が中心にあることが大きいと考えられる.認知症の人自身に着目し,多くの認知症の人が有している BPSD に対して,どのような支援をしていくかを家族や他の専門職と一緒に検討し,それをケアプランに反映させ,支援していくこと が重要である.結果として,介護者の介護負担の軽減に大きく寄与することができ,QOL の向上に結び付けることができる.そのため,ケアマネジャーは,どのように BPSD に関わり,支援していくべきかを具体的に学んでみたい.同時に,認知症の人に対する虐待を初めとする権利侵害が多様な形態で多発しており,こうしたことに対してケアマネジャーはいかに関わるべきかを,具体的に学んでみたい.

 

白澤 政和
桜美林大学 大学院老年学研究科 教授、社会学博士
1949年 三重県名張市に生まれる
1974年 大阪市立大学大学院修士課程修了(社会福祉学)
1975年 大阪市立大学生活科学部社会福祉学科 助手
1982年 大阪市立大学生活科学部社会福祉学科 講師
1983年〜84年にかけてミシガン大学老年学研究所在外研究員
1988年 大阪市立大学生活科学部社会福祉学科 助教授
1994年 大阪市立大学生活科学部人間福祉学科 教授
2000年 大阪市立大学大学院生活科学研究科 教授
2003年から2007年まで 大阪市立大学大学院生活科学研究科研究科長(学部長兼務)
2011年 桜美林大学大学院老年学研究科 教授 就任

<主要著書>
『介護支援専門員基本テキストブック』(編著)長寿社会開発センター(2000年)
『ケアマネジメントの実際』(編著)全国社会福祉協議会(2000年)
『改訂 介護支援専門員実践テキストブック』(編著)中央法規出版(2000年)
『ケアマネジメント概論』(編著)中央法規出版(2000年)
『ケアマネジメントの実践と展開』(編著)中央法規出版(2000年)
『海外と日本のケアマネジメント』(編著)中央法規出版(2000年)
『21世紀への架け橋−社会福祉援助と連携』(編著)中央法規出版(2000年)
『介護支援専門員ケアプラン実践講座』(編著)シルバー新報社(2001年)
『介護支援専門員ケアマネジメント事例集』(編著)中央法規出版(2001年)
「岡村理論とケアマネジメント研究」『ソーシャルワーク研究』Vol.31 No.1(2005年)
「医療・介護・福祉の連携−ケアマネジメントの視点から」『精神神経学雑誌』(2005年)
「災害時に求められるケアマネージャーの役割」『介護支援専門員』7巻6号(2005年)
「介護保険制度の新たな展開」『日本在宅ケア学会誌』Vol.9 No2(2005年)
『ストレングスモデルにもとづく介護予防ケアマネジメント―理論と実際―』(編著)中央法規出版(2007年)
『ストレングスモデルのケアマネジメント』(編著)ミネルヴァ書房(2009年)
『「介護保険制度」のあるべき姿 利用者主体のケアマネジメントをもとに』筒井書房(2010年)
『キーワードでたどる 福祉の30年』中央法規出版(2011年)
その他 介護保険、保健・医療・福祉の連携、ケアマネジメントに関する著書・論文多数

<賞罰>
  吉村仁賞受賞(『ケースマネージメントの理論と実際』中央法規出版により)
福武直賞受賞(『ケースマネージメントの理論と実際』中央法規出版により)

<役職・社会的活動>
 日本学術会議会員、日本社会福祉学会会長、日本在宅ケア学会理事長、(社)日本社会福祉士養成校協会理事、日本老年社会科学会理事、日本認知症ケア学会理事、日本ケアマネジメント学会副理事長、日本介護福祉学会副会長、(社)日本社会福祉士会理事、(社)日本社会福祉教育学校連盟理事、大阪市社会福祉審議会会長代理、堺市社会福祉審議会会長

日本で最初にケアマネジメントに関する論文や著書を書き、日本の土壌でのケアマネジメントを提唱し、日本型のサービス・デリバリー・システムの構築に貢献した。在宅介護支援センターの創設や介護保険での介護支援専門員の創設に関わってきた。最近では、ストレングスに視点を当てたソーシャルワークの方法やその有効性についての研究を焦点にしている。